JA全農たまご株式会社 JA全農グループ

安心・安全情報ステーション

鶏卵を安心してお召しあがり頂くため、安心安全の情報をお知らせしています。

鶏卵における放射性物質の考え方(鶏卵の安全性について)

当社は、以下に提示いたします情報に基づき、鶏卵は安全であると考えております。

鶏卵(鶏卵における放射性物質等の考え方)

国の指示を受け各自治体が検査を行い、国の暫定指標値を超えたものは出荷停止と摂取制限の対象となるため、鶏卵においても基本的には国・自治体の指示に従うことになります。なお、国が定める対象期間の検査結果において、鶏卵から放射性物質の検出はありません。

厚生労働省のホームページへ

食品の放射性物質検査についての見方(例)
  • 対象都道府県をクリックすると、その都道府県で実施した食品のモニタリング検査結果表が表示されます。その表中にある「品目」のプルダウンをクリックし、「鶏卵」と指定してください。
  • 品目リストに鶏卵がない場合、その都道府県で鶏卵のモニタリング検査は実施されておりません。

エサ(採卵鶏用飼料における放射性物質等の考え方)

①飼料の原料

  1. 配合飼料の原料はトウモロコシをはじめ大部分が海外から輸入されたものであり、今回の事故による直接的な影響は受けません。
  2. 国内産原料については、主に食品製造工場で製造管理されており、食品並みの安全性が担保されております。
    • 鶏は消化器の仕組みが牛とは違うので、稲わらや牧草は消化できません。飼料としては穀物やその副産物などが給与されており、稲わらは給餌されません。

②製造

  1. 配合飼料を製造する機械設備はすべて屋内にあり、さらに製造ラインは密閉に近い状態にありますので、大気中に放出された放射性物質が直接配合飼料製品に混入する可能性は極めて小さいと考えております。

③出荷

  1. 配合飼料の出荷は、専用輸送車で密閉されて運搬されておりますので、放射性物質が混入する可能性は極めて小さいと考えております。
  2. 上記以外の方法に、トランスバック(輸送用に使用される袋状の大きな包材)や紙袋の包装容器に詰められ密閉された状態で運搬されております。

水(水道水等のモニタリング検査)

水道水

  1. 水道水中のモニタリング検査は現在、福島県及び近隣10都県を重点区域として、1週間に1回以上を目途に検査が実施されています。
  2. これまでに21の水道事業者において100Bq/kgの放射性ヨウ素が検出されましたが、平成23年5月上旬までに全て摂取制限が解除されており、直近検査では検出限界値未満となっております。(平成23年8月15日現在)

井戸水

政府の原子力災害現地対策本部が平成23年から実施している東電第一原発から半径20〜30km以内の地域及びその周辺地域における井戸水のモニタリング検査を実施したところ、各地点において検出限界値未満との結果になっております。

厚生労働省のホームページへ

放射性物質に関する自主検査の考え方・取り組みについて

鶏卵が放射性物質に広く汚染されるという状況は考えられませんが、お客様の不安が増大していることから、より安心いただける情報を提供するため、自主検査を実施することといたしました。今後もより安全で安心できる鶏卵の提供に努めて参ります。

自主検査の方針

  • 行政・各自治体の発表する検査結果は、公式な情報であり、尊重されるものと考えています。
  • 自主検査は外部検査機関にて行いますが、万が一、検体数が増加・集中した際は行政・各自治体の検査を優先するように協力いたします。
  • 当社の行う自主検査及びそれに基づく検査報告はあくまで行政・各自治体の行う検査の補完的なものであることをご了承願います。
  • 自主検査の範囲・頻度には限界があります。
    自主検査は提供する鶏卵の一部の抜き取り検査であり、当社が提供する全ての鶏卵で同じ結果が得られるということではありません。

行政・各自治体の検査結果の検証やエリア内の傾向値を知る意味で有効と考えています。

今後、行政・各自治体の発表に基づく新たな危機事故が生じた場合は、鶏卵の安全性を確保すべく対応に努めて参ります。

検査の概要・方法について

  • 検査概要:当社が販売に供する鶏卵で東日本に所在する農場(約100箇所)
  • 検査期間:2011年8月及び2012年3月に検査を集中して実施しております。
    尚、福島県の鶏卵につきましては、検査を継続して実施しております。
  • 検査方法:原則、ゲルマニウム半導体を用いたガンマ線スペクトロメトリー(定量下限値20Bq/kg程度)を用いております。また、一部産地については、食品の放射性セシウムスクリーニング法(厚生労働省通知)に基づいたNaIシンチレーションスペクトルメータ(定量下限値50Bq/kg程度)による方法を用いております。

検査結果について(地域で調べる)

  1. お手元の鶏卵の商品ラベルで、産地の住所を確認します。
    • 名称は、選別包装者名、採卵者名、産地名、生産者名と表示されています。
  2. 検索したい地域の都道府県をクリックします。
  3. 都道府県別に、市町村ごとの自主検査結果が表示されます。
    • 当社で鶏卵の取り扱いがある地域のみとなります。
北海道 北海道
東北 青森  /  秋田  /  岩手  /  山形  /  宮城  /  福島
関東 東京 /  神奈川  /  千葉  /  埼玉  /  群馬  /  栃木  /  茨城
中部 長野  /  山梨  /  静岡  /  愛知
  • 採卵者表記のある商品:採卵者の所在地にしたがって検索ください。
  • 採卵者表記のない商品:ラベルに記載されている選別包装者の所在地と採卵地(生産地)は、行政区分等により異なる場合や鳥インフルエンザ等の病原性の汚染リスクを分散するためにあえて隔離して設置している場合がございますが概ね一致します。恐れ入りますが選別包装者の所在地で確認下さるようお願いいたします。