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たまごの栄養:page2

LDLコレステロールとHDLコレステロールの割合が大切!

体内コレステロールにはLDLコレステロールとHDLコレステロールがあります。
これはコレステロールそのものの違いではなく、コレステロールにくっついているLDLとHDLというタンパク質の違いによるものです。
ここで、より分かりやすく理解してもらうためにLDLとHDLを荷物を運ぶトラックとして、その運ぶ荷物としてコレステロールをイメージしてみてください。

LDLは肝臓で生成されたコレステロールを全身に運び、それぞれの組織に必要なコレステロールを供給しています。反対に、HDLは全身のコレステロールを肝臓に運び、コレステロールの代謝を促しています。
つまり、どちらも私たちのカラダには必要なものなのです。(日本では善玉・悪玉と呼んだりもしますが、本当は善も悪もありません!)しかし、LDLコレステロールが増えすぎて血管に沈着すると・・・
血管がゴムホースのように固くなり、動脈硬化を発症することになります。このサイクルを保つためにも、LDLコレステロールとHDLコレステロールの割合がとても大切なのです。

たまごを食べると血中コレステロールが上がる。は大間違い!

コレステロールを気にして、以前は医師や研究者からも悪者扱いを受けてきた卵。最近の様々な研究成果から、ついに汚名を返上する日がやってきました。その理由は、卵などの食品中のコレステロール量が、そのまま血液中のコレステロール値に反映されるわけではないことにあります。さらに疫学調査によって、明らかに食事中コレステロールが、心臓病などのリスクの増加に関係しないことが実証されました。例えば、中国の華中科技大学同済医学院とハーバード大学の研究者らは、1966〜2012年に報告(計26万3938人にも及ぶ対象者)された、卵の摂取と心血管疾患に関する論文17報を網羅的に解析しました。その結果、卵一日1個までの摂取と冠状動脈性心臓病や脳卒中のリスクに関連は見られませんでした。

そして、これまで米国で、コレステロールは一日300mg以下の摂取制限が推奨されてきましたが、2015-2020年版「アメリカ人のための食生活指針」草案で撤廃されました。「日本人の食事摂取基準(2015年)」においても、以前のような目標値は撤廃されています。

さらに2015年、東フィンランド大学の研究者らが、42〜60歳の男性2332人を約19年間追跡調査した結果は、一週間に卵を約4個食べた男性は、約1個食べた男性よりも2型糖尿病のリスクが37%も低くなりました。なぜなら、卵にはコレステロールだけではなく、糖代謝に必要な栄養素が含まれていて、日頃から卵を摂取している人は、健康的なライフ スタイルを送っていたからです。

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