財務省は2021年5月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比28.0％増の4万6229トンを輸入。このうちブラジルは28.3％増の3万3355トン、タイは30.6％増の1万1344トン、アメリカは4.3％増の1340トンとなった。
鶏肉調製品は1.6％減の3万5993トン。あひる（あい鴨肉）は3.4％減の427トンを輸入した。
1～5月の輸入累計は鶏肉が前年同期比14.6％増、鶏肉調製品が0.7％減、あひるが20.3％増。
《鶏卵関係輸入》加工卵は凍結全卵と凍結卵黄、全卵粉、卵白粉が増加。殻付卵は前年同月比8.3％増の9トンを輸入した。
1～5月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比11.8％減、凍結卵黄が14.1％増、全卵粉が0.6％減、卵黄粉が4.7％減、卵白粉が1.9％減、マヨネーズが3.6％増、殻付卵が5.5％増、その他の家きん卵が23.7％増。
5月の輸入卵の殻付換算は9622トン（前年同月比35.3％増）で、1～5月累計では4万2870トン（前年同期比1.4％減）。
5月輸出 鶏肉もも・むね15.7％増、殻付卵やマヨネーズも増加
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉輸出量は前年同月比72.3％減の256トンで、このうち『もも・むね』が15.7％増の41トン、モミジなどの『その他』が75.1％減の215トン。鶏肉調製品は75.7％増の63トン。
殻付卵は12.6％増の2077トンで、香港向けが15.3％増、シンガポール向けが62.1％減。マヨネーズは148.3％増の735トンを輸出。
1～5月の輸出累計は鶏肉が前年同期比61.6％減、鶏肉調製品が23.7％増、殻付卵が20.7％増、マヨネーズが40.3％増。加工卵関係は凍結全卵が34.6％減、凍結卵黄が17.5％減、全卵粉が181.1％増。
