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【無断転載禁止】鶏鳴新聞2020年11月15日号
感染拡大を懸念、対策徹底を

10月に入り、韓国や北海道の野鳥糞からH5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)ウイルスが確認され、農水省も10月30日に改めて防疫対策の再徹底を求める通知を各都道府県に発信していた矢先に、香川県で2年10か月ぶりに3か所で発生したことに関係者は驚くとともに、これ以上感染が拡大しないことを願っている。

香川県は職員と自衛隊の協力も得て、9日早朝までに採卵鶏2農場の殺処分を完了。まだ感染経路は分からないものの、同県に農業灌漑用のため池が多いことが関係しているとの見方もある。改めてAIの侵入防止に向けて農場周囲の消毒や、衛生管理区域への人・物・車両などの消毒、専用衣服・長靴の使用など可能な限りの対策の徹底が求められている。

また、農林水産省は11月5日付で「高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認により出荷等に影響を受ける生産者等への資金の円滑な融通等について」を各都道府県や関係団体に通知した。

家きんの殺処分、移動制限で家きんの生体、卵、肉などを出荷できなくなった生産者、食鳥処理業者、家きんの卵包装業者や、売上高減少などの影響を受ける食品加工・販売業者、外食事業者などの資金調達に支障がないよう、円滑な融資や、既貸付金の償還猶予などの配慮を依頼したもの。

鶏鳴新聞

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2020年11月15日【無断転載禁止】

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