JA全農たまご株式会社 JA全農グループ

業界ニュース

その他
share Copy

【無断転載禁止】鶏鳴新聞2023年6月15日号   五ツ星タマリエら 〝オムライスアンバサダー〟に

日本の農畜産業応援とたまごの楽しさ発信へ

「オムライス」の魅力のさらなる発信に向け、(一社)日本卵業協会の『たまごのソムリエ検定』の最難関資格〝五ツ星タマリエ〟を保持している日本たまごかけごはん研究所の上野貴史代表理事、㈱半澤鶏卵3代目でインフルエンサーとしても活躍する現㈱八千代ポートリー営業部営業G所属の半澤清哉さん、JA全農たまごの菅野裕二常務らが5月25日、カゴメ㈱(山口聡社長―本社・名古屋市)の東京ラボ(東京都中央区)を訪れ、「カゴメオムライス検定3級」を受検。全員が合格して〝オムライスアンバサダー〟に認定された。
 カゴメは社員向けの検定として、オムライスの調理技術や知識を問う「オムライス検定」(略称=オム検、1~3級)を設けており、営業部門では昇格要件にもなっている。3級(2010年創設)は「楽しく、『基本のオムライス』を作れること」、2級(11年創設)は「30分以内に2個失敗なく作れる一定のスキルと、2種類(自宅調理と外食について)のレポート提出」、1級(15年創設)は「オムライスに対するアツい想い・公認伝道師としての調理デモンストレーションと、論文の提出、論文内容のプレゼンテーション」が求められる。社員の累計合格者数は、3級が1012人、2級が371人、1級は10人で、国内営業部門では既に社員の約94%がいずれかの資格を取得している。なお、2級の実技試験は外観のほか、具材の混ざり方や火の通り具合なども審査対象とされ、合格率は約4割にとどまるとのこと。
 カゴメとJA全農は、これまで「野菜摂取推進プロジェクト」賛同企業として、国内の農家の応援や野菜の摂取促進活動で協力してきた経緯があり、今回は、三ツ星タマリエの資格を持つJA全農たまごの洋菓子店「TAMAGO COCCO」の岩村周平シェフパティシエと、同社経営企画課の山田純華さん、JA全農園芸部の長瀬由希子さんも参加。
 カゴメのオム検1級資格者の上ノ堀聡子さん(管理栄養士)が講師となって、オムライスの歴史について学んだうえで、国産の卵と鶏肉、野菜と米を使った栄養満点の『基本のオムライス』で3級合格に挑戦した。
 カゴメの『基本のオムライス』は、①具材を炒めたところでトマトケチャップを入れる(ご飯を入れる前にケチャップを焼く)②卵は半熟のうちに端をゴムべらで丁寧にはがし、具材ごとフライパンの奥に寄せながら少しずつ包む③お皿にひっくり返したら、キッチンペーパーで形を整え、カゴメトマトケチャップで「オムレター」(メッセージや絵)を描く――のがポイント。全員がオムライスを完成させ、検定も無事合格。
 上野代表理事は「ケチャップと卵かけご飯で、何か掛け算が起こる活動やレシピを考えたい」、半澤さんは「今年は卵について暗いニュースが多かったが、卵にスポットライトが集まったこの機会を、情報発信の良いきっかけとしても捉えたい。卵はこれまで安くて当たり前、物価の優等生と呼ばれていたが、今回のイベントを機に、オムライスとの掛け算で卵の素晴らしさとともに、日本の野菜やお米などの素晴らしさも、できる限り広めていきたい」とコメント。
 菅野常務は今後の鶏卵消費の回復について「業界は非常に厳しい一年を経て、まさに正念場となっている。ここでお客様が卵離れしてしまうことが、一番の問題と改めて認識しており、オムライスにFightと書いた通り、皆様とともに頑張っていきたい」と述べた。

鶏鳴新聞

鶏鳴新聞
2023年6月15日

【無断転載禁止】

その他に関する新着記事