総務省統計局が2月7日に公表した令和4年平均の家計調査結果によると、全国1世帯(2人以上、世帯人員=2.91人)当たりの食料支出金額は前年比3.1%増の98万2661円となった。穀類、魚介類、肉類、乳卵類、野菜・海藻、果物、酒類は前年を下回ったが、油脂・調味料、菓子類、調理食品、飲料は前年を上回り、特に外食は新型コロナウイルス関連の規制が緩和されたこともあり、前年比17.7%増となった。
このうち、鶏肉の購入量は前年比1.0%減の18.117キロ、支出金額は2.7%増の1万7372円で、購入量は2年連続で前年を下回った。
鶏卵の購入量は2.8%減の31.933キロ、支出金額は0.5%減の1万281円で、支出金額は3年連続で1万円を超えた。
コロナ禍前の令和元年比では、鶏肉の購入量は7.1%増、支出金額は11.5%増。鶏卵の購入量は0.5%増、支出金額は12.1%増で、購入量と支出金額は鶏肉、鶏卵とも上回った。
牛肉の購入量は前年比8.0%減の6.202キロ、支出金額は3.7%減の2万2356円。豚肉の購入量は1.1%減の22.297キロ、支出金額は1.9%増の3万2487円。マヨネーズ・マヨネーズ風調味料の購入量は5.2%減の2.543キロ、支出金額は8.1%増の1482円。ドレッシングの購入量は6.8%減の2.31リットル、支出金額は2.1%減の2234円、生鮮魚介の購入量は15.0%減の19.516キロ、支出金額は5.7%減の4万192円。
弁当や総菜など調理食品の支出金額は前年比3.8%増の14万5163円(やきとりの支出金額は3.2%増の2500円)、学校給食を除く外食の支出金額は19.7%増の13万8066円。
本紙で試算した1人当たりの鶏肉の購入量は前年比0.3%減の6.226キロ、支出金額は3.4%増の5970円。
鶏卵の購入量は2.2%減の10.974キロ、支出金額は0.2%増の3533円。