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【無断転載禁止】鶏鳴新聞2021年5月25日号 経営体数は採卵鶏、ブロイラーとも減少 2020年農林業センサス 採卵鶏飼養羽数は増加、ブロイラーの年間出荷羽数は減少

 農林水産省は4月27日、2020(令和2)年2月1日現在で実施した農林業センサス結果の概要(確定値)を公表した。販売目的の家畜等を飼養している経営体数と飼養頭羽数のうち、採卵鶏(種鶏や愛玩鳥などを除く)を150羽以上飼養しているのは3010経営体で、5年前の2015(平成27)年に比べて1171経営体(28.0%)減少したが、飼養羽数は1億7416万4500羽で、2268万2900羽(15.0%)増加した。
 都道府県別にみると、経営体数が増加したのは石川県のみで、それ以外は減少。飼養羽数は24道府県で増加し、23都県で減少した。
 このうち、100万羽以上増加したのは、富山県(484万4100羽増)、茨城県(326万7800羽増)、埼玉県(292万9000羽増)、鹿児島県(219万5200羽増)、宮崎県(209万8000羽増)、栃木県(193万1800羽増)、千葉県(147万1200羽増)、新潟県(137万7400羽増)、福島県(130万6600羽増)、京都府(117万2600羽増)、広島県(106万7800羽)、岡山県(102万600羽増)、青森県(101万2200羽増)。
 飼養羽数の上位10県は①千葉県②茨城県③鹿児島県④愛知県⑤新潟県⑥広島県⑦宮崎県⑧北海道⑨埼玉県⑩岡山県――で、全体の52.3%を占めている。
 ブロイラーを年間1000羽以上出荷しているのは1600経営体で、5年前に比べて208経営体(11.5%)減少。出荷羽数は5億5616万100羽で、5236万5900羽(8.6%)減少した。
 都道府県別にみると、経営体数が増加したのは13都県、減少したのは26府県で、増減なし6県、実績なし2府県。出荷羽数は23道県で増加し、22都府県で減少した。
 このうち、100万羽以上増加したのは、宮崎県(3230万3600羽増)、香川県(1500万6900羽増)、北海道(748万9600羽増)、鳥取県(379万6600羽増)、新潟県(324万8500羽増)、静岡県(275万300羽増)、兵庫県(224万7500羽増)、佐賀県(219万8700羽増)、長崎県(166万羽増)、大分県(155万4300羽増)、群馬県(127万2400羽増)、千葉県(126万7400羽増)、山形県(106万2200羽増)。
 出荷羽数の上位10県は①宮崎県②岩手県③鹿児島県④北海道⑤青森県⑥香川県⑦佐賀県⑧兵庫県⑨熊本県⑩岡山県――で、全体の78.3%を占めている。

鶏鳴新聞

鶏鳴新聞
2021年5月26日

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