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【無断転載禁止】鶏鳴新聞2022年11月25日号   「たまご白書2022」①

キユーピーとキユーピータマゴが調査
卵が好きな人の割合は86.5%

 キユーピー㈱(髙宮満社長―本社・東京都渋谷区)は、グループ会社のキユーピータマゴ㈱(扇田博昭社長―本社・東京都調布市)と共に、卵に関するアンケート調査を実施し、11月5日の『いいたまごの日』に合わせて「たまご白書2022」を公表した。調査は全国の20~69歳の男女2060人を対象にインターネットを通じて実施(複数回答可)したもので、今年で6回目。第1章「卵の購入・使用実態・好意度」、第2章「卵を使った料理・スイーツの購入・喫食実態」、第3章「健康・栄養に対する意識」で構成されている。概要は次の通り。

卵の購入・使用実態・好意度

 卵の1週間の平均購入個数は5.8個(前年5.7個)で、前年から横ばい。平均購入個数が多いのは例年と同様に女性30代以上。
 購入場所は「スーパーマーケット(90.1%)」が突出して高く、2位は「ドラッグストア(19.5%)」。スーパーマーケットは2018年から低下基調なのに対し、ドラッグストアは上昇基調となっている。
 卵購入時の決め手を上位3位まで選んだ結果では、「価格(39.1%)」が突出しており、価格重視の傾向がうかがええた。以下「卵のサイズ(14.7%)」「国産であること(11.5%)」「殻の色(7.3%)」「黄身の色(5.3%)」「味が好みであること(4.5%)」「賞味期限(4.3%)」「入り個数(3.2%)」「鮮度(2.2」などと続く。
 卵の1日の喫食個数は0.7個、食べたい個数は1.1個で、いずれも前年から横ばい。「1日1個以上」卵を食べている人が増加し、2020年と同水準に回復した。
 卵の1日の上限喫食個数については「卵は1日に1個まで」と思う人は62.2%で横ばい。
 卵に対するイメージは前年と同様に「手軽に食べられる(50.3%)」「おいしい(46.7%)」「様々な料理に使用できる(46.5%)」「栄養価が高い(45.5%)」「良質なたんぱく質を摂取できる(42.4%)」が主要イメージとなっているが、「手軽に食べられる」「栄養価が高い」「良質なたんぱく質を摂取できる」は前年より低下。「栄養価が高い」が前年より低下したのは男性20代で、他の性年代と比べても低い。
 卵について知っていること(複数回答)では、「たんぱく質が豊富(72.3%)」が突出して高い。「卵は栄養バランスが良い」「卵白たんぱく質には筋肉量・筋力の増大効果がある」は前年に比べると低下した。性年代別をみると、「卵は栄養バランスが良い」は男性20代、女性50代で低下し、男性20代では、その他の項目も総じて低下傾向。男女とも60代は、50代以下に比べ、スコアの高い項目が多い。
 卵について魅力を感じることを尋ねたところ、「卵はたんぱく質が豊富(62.5%)」の魅力度が突出しており、以下「卵は栄養バランスが良い(36.1%)」「卵は免疫力をアップさせる(31.5%)」「卵のたんぱく質は良質(30.9%)」「卵はビタミン、ミネラルが豊富(30.6%)」と続く。前年と比べ、認知が低下していた「卵白たんぱく質には筋肉量・筋力の増大効果がある」は、魅力度も低下した。
 男性に比べて女性(特に50~60代)のほうが、たんぱく質や栄養バランス、免疫力アップのために意識して卵を食べている様子がうかがえた。また、20代と30代の女性では「卵はダイエットに良い」との回答が全体より10ポイント以上高い結果となった。
 「コリン」を認知している人は25.2%、具体的な効果まで理解している人は9.7%で、いずれも前年と同水準。
 卵をどの程度好きかの好意度調査では「とても好き(48.1%)」と「やや好き(38.4%)」と合わせると86.5%となり、前年と同水準で高く、卵好きの割合は高い。男性20代では「とても好き」が前年から低下した。
 卵が好きな理由は「おいしいから(67.3%)」が最も多く、次いで「様々な料理に使えて便利だから(50.3%)」「調理が簡単だから(手軽に食べられるから)(44.2%)」「栄養価が高いから(40.3%)」と続き、「価格が安いから」は前年より低下した。
 卵を使う際に感じるストレスの調査では「不満・ストレスは感じない」が28.1%で前年と同水準だが、依然として6割以上の人が何らかの不満・ストレスを感じている。内訳は「割れやすいこと(35.9%)」「(殻などの)ゴミが出ること(22.1%)」「賞味期限が短いこと(18.8%)」などで、男女ともに若年層ほど不満・ストレスを感じている。特に20代女性では「ゴミが出ること」が全体よりも10ポイント以上高い結果となった。(次号に続く)

鶏鳴新聞

鶏鳴新聞
2022年12月19日

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